ニョウボを“愛おしい”っと思える瞬間とは

ニョウボを“愛おしい”っと思える瞬間とは

今週は土日が休みのニョウボ。昨日金曜日の夜は来る二連休前日の夜なので上機嫌。

でも普段酷使している上半身が凝ると言うのでオレが暫し肩を揉んでやった。この夜はオレが体調を崩していたので早めに就寝。

すると何か違和感を覚え目を覚ます。時計の針は午前3時。オレの起床時間にはまだ2時間早い。

ふと見るとニョウボが起きて座ってる。「どうした?」っと聞くと「肩が凝って眠れないの・・・・」

「どれ、揉んでやるよ」っと俺が言っても「いいよいいよ、今度はあなたが眠れなくなっちゃうよ」っと言う。

こういう相手を気遣いながら断る姿勢がイイ。オレ的にはどうしてもニョウボの肩を揉みたくなった!

暫し揉んでイイところでオレもアイツも寝る。俺はその後5時にちゃんと起床。アイツはどうなんだろう。寝れたんだろうか?

元々離婚しようと思ってた

結婚して14年になるが最初の10年間は毎日離婚しようと思っていた。

  • 減らず口
  • グウタラ
  • 口ほどにできない
  • 言い訳と言い逃れが上手い
  • 夕方帰ると台所に朝と昼の食事の汚れた食器が山になっている
  • 「勤めに出てくれ」と言っても絶対に出ない
  • 夕方俺が「ただいまぁ」と帰ると「おかえりぃ~今日は疲れたぁ~」っとオレより先に“疲れた”を言われる
  • しかもよく見るとコタツに首まで入った状態で言ってる!
  • オレの農家の実家に来ない
  • 自分が正しく話していないことから来るトラブルなのに全部こっちのせいにする

まぁとにかくアイツのあらゆるところがイヤだった!子供が小学校入る頃だったろうか。「花見に行こう」と言っていたが出かける直前にケンカをし、俺と幼い娘二人で花見に行ったコトもあったなぁ。

結婚10年目のある日、ついに離婚を思い立った!

このままダラダラとアイツと一緒にいても“俺も娘もオレの実家の家族もダメになる(オレは跡取りだったのだ!)”っと思ったから子供は俺が引き取って離婚しようと思ったのだ。

役所に行って“離婚届”の用紙をもらい、自分のところは全部記入をして印鑑もつき、後はアイツの空欄部分を埋めてもらうだけにしてカバンの中に入れておいた。

その日はいいタイミングが見つからず「まぁいつだっていいや。スグまた離婚を切り出すチャンスは来るだろう」っと思っていた。

その後暫くしてからニョウボが「アタシ働くから」っと言い出した!何をやるかと思えばどうやら農家のお手伝い。朝ゆっくりで夕方早めに帰れるので晩御飯の支度をするにもちょうどいいということのようだった。

その後も違う農家やスーパーなど転々としながら働きに行っているが、あいつはどこに行っても“やっつけられる”!

元来不器用で人見知りで話しベタでその上仕事が遅いから同僚から嫌われてしまうようだ。

それでも決定的な事件が起きたりスーパーが潰れたりするまではアイツなりにがんばって勤めに出ていた。

そして今は“流れ作業の会社”に勤めに出るようになったが“スピードと正確さ”を要求されるため

緊張と慣れない動きで肩や背中がガッチガチ!

そして冒頭のような日がしばしばあるのだ。

点と点が線でつながる

最近俺がアイツの肩や背中を揉んでやっている最中にニョウボが昔の話をすることがあるがその時に

「昔から“人付き合い”が苦手で、仕事は好きだったけど事業所に行くのが億劫だった」

っと、告白に近いことを言ったことがある。まぁ15年近くも一緒に住んでいればわかるが、ニョウボは上司や同僚と上手に付き合えるようなタイプではない。

だがそれはニョウボの能力とか才能ということではなく、生まれつき片目が“弱視”という事と関係があるんじゃないか?とオレは考えている。

人間の脳は“右脳”と“左脳”に分かれていてそれぞれの神経束は首で交差し、首よりも下の身体に関しては

  • 左半身は右脳
  • 右半身は左脳

という具合に指令系統がなっているらしい。生まれつき片目がほぼ失明に近いニョウボの脳には常に“正しくない視覚データ”が送り込まれるので、そのことにより脳が正しく機能できていない可能性がある!

っと思っている。だから

  • ちゃんと言ったつもり
  • 頭に浮かんだ言葉がスラスラ出てこない時がある
  • 学びが少なく怠惰な気持ちに負ける
  • 精神的成長が遅い

そんなふうな感じの時があるのではないか?っと思うのである。

ニョウボの人柄は?

正直最初は“性格の悪い怠け者”だと思ってた。「なんでこんなヤツと・・・・・」っと何度も考えた。

口先では“体の良い”ことを言うが結局全部オレ頼み。自分の頭やカラダに汗して、自分で何かするような奴では・・・・ないな

って思ってた。だが不思議なことにニョウボが“友人”と呼ぶ人達は間違いなく友人と呼ぶに相応しい良い人物ばかり・・・・

しかもニョウボの両親に姉とその子供の甥や姪達は本当に優しい素晴らしい家族だった!

これでは“ニョウボだけ性悪女”のはずも無い。なぜそう思うのか?というとオレは“人柄”というモノは

“家系”

だと考えているから。

昔は昔。今は今!

まぁ昔がどうあれ今は自分の身体を痛めつけながら必死に働いている。

しかも時々オレが寝た後、オレのズボンのサイフの中身を見て現金が少ないと“ソッ”とお金を入れていたりする!

こんな女房はそこら辺にあまりいないと思う。

オレもニョウボに負けてはいられない。だから夕方自宅に帰ってきたらスグに晩御飯の支度をし、食べた後の後片付けも俺がやるし布団も敷くし

肩も揉む

こんな亭主は傍目からは“情け無い夫”に見えるかもしれない。でもオレはそれでもかまわない。なぜならニョウボに

勤労・感謝・優しさ・愛・審美眼

といったものがスクスクと育っていると思うから。

俺達も近い将来確実に“老人”になる。その時に自分の人生を決して後悔しないためには“今”を必死に生きる必要がある!っと思ってる。

どんな人生であれ先に死ぬような時はパートナーに「ありがとう」と言って死ねればこんな素晴らしいことは無いんじゃないか?って思う。

そのためには今お互いができることを一生懸命やる必要があると思う。以前のニョウボはやってなかった。だが今は

やってる

だからオレも頑張る

今のウチにはいいサイクルができてきた。もうあの“離婚届”は必要ないだろう。

そう思いカバンを開けたが・・・・無い!?

・・・・・アイツ・・・・・そうだったのか

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